なんで日本のバンドが流行らないのか考えてみた
日本でバンドが流行ってくれないと困る。
具体的に何が困るかというと、一つはあまり仲が良くない人と会話をしていて「 好きな音楽は何ですか?」 と聞かれた時に答えあぐねること。 バンドが好きと答えても、大体会話が続かない。
もう一つはカラオケに好きなバンドの曲が入ってない。 韓国の曲はいっぱいあるのにね。
私困ってます。ええ。
なので今回、 というか初投稿になるのですが、「どうしてバンドが流行らないのか」を勝手に考えて勝手に結論付けます。
レーベルが〜!!とかJA○RACが〜!!!とか社会批判まがいの意見はあまり取り入れません。よく分からんし、結局変わらないし。
面白い本はいつの時代でも面白いし、かっこいいバンドは未来永劫かっこいいに決まってる。
そんなバンドが流行って欲しいじゃない!カラオケで歌いたいじゃない!
そんな欲望にまみれたブログですが、このブログの趣旨を最後に発表するので、せめて最後の行だけ読んでくれると嬉しいです。
原因①音楽環境
社会批判まがいの意見は〜とか冒頭で言っておきながら、いきなり環境の話します。私はそういう人間です。
何より戦う前に一番大切なのは自分たちのフィールドを知ることですからね。
音楽環境|ネットがもたらした価値の変化
ネットの普及、ストリーミング(定額制)音楽配信の普及によって、ますます1曲1曲の価値が無くなっています。
そしてそれはつまり1バンド1バンドの価値も無くなっているということです。
これは元いた職場の先輩(元プロドラマー)に聞いた話なんですけど、昔は今みたいにネットが無かったから、好きなバンドとかアーティストなんかは、どっか適当なライブハウスにお邪魔して、そこで偶然、運命的に見つけるぐらいしか無かったとかなんとか・・・。
やっぱりあの時好きになったバンドは解散した今でも好きらしいです。
対して、今の若い子はどうでしょう。
流行りの曲が知りたければランキングで検索すれば良いし、気分に合わせたプレイリストも無限に存在します。
気に入った曲があればダウンロードボタンをタップ。このバンドのこの曲良いよね。他の曲は知らんけど。
このようにバンドを見つけるのも、手に入れるのも簡単な時代になった今では、そのバンドに愛着が湧くような感動的な出会いは少ない。
「いや、別に感動的な出会いなんて無くても好きになるっつーの」
その通り。
別に私は、もっとバンドを自分の足で探して感動的な出会いをしないと好きになれない。なんてことを言いたいわけではありません。
つまりは、音楽の価値が変わったということをきちんと認識し、その時代に合わせたアプローチをしないといつまで経っても売れないぞと。ただ他のバンドと同じようにライブをし、内輪で楽しでいるだけではダメだぞと言いたいわけです。
原因②バンドの同系化
「バンド同系化」なんて言葉は存在しないのですが、なんとなく個人的にしっくりくるので、使ってみました。意味は「どのバンドも同じように見えてしまう」現象のことです。正しい日本があったら教えて下さい。
バンドの同系化|情報過多がもたらす問題
情報過多という言葉を知らなくても、なんとなく意味は分かると思います。手に入る情報が多すぎ!!って意味です。
これ、何が困るかというと、情報過多によって情報オーバーロードという状態に陥ってしまうことなんです。
情報オーバーロード(じょうほうオーバーロード、英: information overload)とは、情報過多によって必要な情報が埋もれてしまい、課題を理解したり意思決定したりすることが困難になる状態を指す。
参照:wikipedia
課題やら意思決定やらと難しい言葉が書いてあるけれど、これを最近のバンドに当てはめると「最近のバンドってどれも同じじゃね?それならわざわざ探す必要ねーべな??」という意味となる。
飛躍していると思うでしょうか?いやいや、現に同じようなバンドは増えてるでしょ?
バンドが増えているというより、バンドの情報が増えていると言った方が正しいですね。だって間違いなくバンド全盛期の80年〜90年代とかの方が同じようなバンドいっぱい量産されてましたから。
つまり、昔よりも今の若い子の方がバンドに対する審美眼のようなものが肥えているということ。音楽に対する取捨選択がしっかりできているということです。
解決方法 話題にしてもらえ
「じゃあどうすりゃいいねん!」って書きながら思ってます。
他にもいっぱい原因はあるんですけど、書いててキリがないしそれは私のフィールドでは無いなと感じ、今回は情報ツールの話のみを簡単に掻い摘んで話しました。
まあこのブログの趣旨説明みたいなものですから、簡単に簡単に・・・。
そして解決方法なのですが、これはもう「誰かに話題にしてもらう」のが一番簡単で一番リーズナブルです。
昔で言えばテレビ番組ですね。レコード大賞とか、今でこそ大して盛り上がりませんが、ランキングが好きな日本人からすれば、あの番組は有名になる大きなチャンスとなっていたでしょう。
しかし現実は悲しいかな。バンドマンがテレビに出る方法なんて女優と不倫するくらいしか手が無いのです・・・。
そもそも今の若い子はテレビなんてほとんど見ないそうですね。スマホでブンブンハローユーチューブ!してるそうですよ。私もクイズ番組以外テレビ見ないですね。
テレビがダメなら、ネットで話題になればいいじゃない!!
いや、夕方のYahooニュースに載るようなことしろと言っているのではなくてですね、例えばピコ太郎みたいな売れ方をしろってことなんです。
ピコ太郎のPPAPがどうしてあんなに話題になったかといえば、PPAPがめちゃくちゃ日本人のツボにハマったから・・・ではなく世界的大スターのジャスティンビーバーがピコ太郎のPPAPの動画がお気に入りだとSNSで公言したらからなんです。
結果的に日本人もめちゃくちゃハマっていたので、もちろん音楽的にも売れる要素はあったんでしょうけど、専門的なことは把握していないのでここではとりあえず置いといて、、、
シンプルな話、有名な人に話題にしてもらえればみんな一度は聴くよ。って話なのです。
例えジャスティンビーバーほど有名でなくても、ある程度その界隈で知名度のある方なら信用できるし、何より情報過多の世の中で向こうが勝手に選別してくれるなら、こんなありがたいことは無いはずです。
で、誰がその情報を選別して発信するのかといえば
そう、私たちブロガーです。
地位も名誉も、あと金もない私たちですが、PCとブログ閲覧数と、あとやっぱりお金があれば生きていける。それがブロガーです。
そしてこのブログの趣旨は「良さげなバンドをみんなに教えちゃうよ!」です。
このブログの記事がリスナーとバンドの架け橋になれたら幸いです・・・。
それでは